ウォーキングとは何か?速度と時間の目安を知って、自分の記録を点検する方法

ウォーキングは健康づくりのための歩行運動で、目安は毎分100m程度の速度で10分以上。目安と歴史を整理し、自分の記録の日付・単位・抜けを確認する手順を紹介します。

ウォーキングとは、運動不足になりがちな現代人の健康づくりのための歩行運動です。適した速度は毎分100m程度とされ、この速度で最低10分以上歩き続けます。この記事では、その目安と成り立ちを整理したうえで、自分の記録を点検する手順を紹介します。診断や運動量の処方を行うものではありません。

ウォーキングの基本の目安

速度と時間

日本人の平均歩行速度は、男性が毎分70m、女性が毎分65mと言われています。ウォーキングの目安である毎分100m程度は、ふだんの歩き方より少し速いということになります。

1日の目安は、連続で30~40分間、時折休憩をはさんで60~90分間とされます。

頻度と休み

疲労を体内に蓄積させないよう、時には休むことが大切で、週2~3回程度でもよいとされます。毎日歩くことが前提ではない点は、記録を見るときの大事な前提です。

膝への負担

ウォーキングはジョギングと比べて膝に負担がかからないとされています。

時間帯と水分

夏場は気温が下がる早朝や夕方、冬場は太陽の出ている時間が実施に適しています。水分はこまめに少量ずつ補給し、空腹時や満腹時の飲料はなるべく避けます。

「歩く」と「走る」の区別、そして速度の基準

英語版の説明では、ウォーキングは足の一方が常に地面に接している歩行として走行と区別され、競歩競技でもこの区別が正式な要件とされています。

速度の基準は資料によって違います。平均的な人間の横断歩道での歩行速度は約時速5.0kmとされます。日本では歩行速度の標準的な指標は分速80m(時速4.8km)とされます。毎分70m、毎分100m、分速80mと、数字が複数あるのは、測る対象や目的が違うためと考えられますが、資料にその理由の記載はありません。自分の記録と比べるときは、どの基準と比べているかを明記しておくと混乱しません。

ウォーキングの歴史

ウォーキングはオランダで1910年代に始まり、日本には1960年代に紹介・導入されました。日本ウオーキング協会は、2000年に「日本歩け歩け協会」から改称されています。

国際面では、International Marching league(IML)が1987年に8ヶ国により設立されました。ナイメーヘン国際フォーデーマーチは世界最大の歩行大会とされます。日本スリーデーマーチには、東松山市の小・中学生全員が1983年から学校行事として参加しています。清風学園の100km歩行は1984年に始まり、大阪市から高野山までを30時間以内に歩きます。

健康との関連をどう読むか

限られた研究では、歩行は病気のリスクや早死にの低下と関連する可能性があるとされます。あくまで「可能性」であり、歩けば結果が約束されるという意味ではありません。治療や薬の代わりになるものでもありません。

自分の記録を点検する手順

歩いた記録を見返すときは、数字そのものより「その記録が比べられる状態か」を先に確認します。

  1. 日付:歩いた日が連続しているか、抜けている日が「歩かなかった日」なのか「記録し忘れた日」なのかを区別します。
  2. 単位:速度が毎分(m/分)か時速(km/h)かをそろえます。たとえば毎分100mは、時速に直して比べる場合は換算が必要です。
  3. 時間:連続で歩いた時間と、休憩を含む合計時間を分けて書きます。
  4. 条件:時間帯、気温、水分補給のタイミングをメモします。

今日からの記録課題(提案)

次のような記録を、1週間ほど試してみてください。

  • 自分の歩行速度を測り、毎分100m程度に近いかを記録してみてください。
  • 20分以上疲れずに歩けるペースを見つけ、その日の時間と感想を記録してみてください。
  • 1週間の歩行時間と回数を書き出し、週2~3回・30~40分の目安と見比べてみてください。
  • 歩く時間帯と気温、水分補給のタイミングを日誌に残してみてください。
  • ウォーキングとジョギングの膝への負担感の違いを、自分の体感で書き比べてみてください。

アプリと組み合わせる場合の参考として、「デイリー健康」アプリは、睡眠や心拍変動などをもとに1~5段階のコンディションを示し、運動の種類と時間を提案するとされています。健康データは端末外に出ず、計算はiPhone内で行われます。ただし運動提案は医療機器ではなく、ウェルネス情報です。歩いた日のコンディション表示と、上の手書きメモを並べて読み返すことは、ご自身の判断で試せる一つのやり方です。

この記事は一般的な健康情報であり、医学的な診断や治療に代わるものではありません。体調に不安があれば医療専門家にご相談ください。

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