グリエルモ・マルコーニとは何をした人?無線電信の開発と年表でたどる生涯

グリエルモ・マルコーニの生涯を、無線電信の実験・会社設立・ノーベル賞受賞・短波やUHFへの展開まで年表で整理し、英語表現とライティング練習につなげます。

グリエルモ・ジョヴァンニ・マリア・マルコーニは1874年4月25日にボローニャで生まれた。

マルコーニは無線電信の開発で知られるイタリアの発明家および実業家である。

1909年にフェルディナント・ブラウンとともにノーベル物理学賞を受賞した。

マルコーニの歩みを年表で見る

マルコーニの主な出来事を、無線技術の発展とあわせて年表形式で整理してみます。

  • 1874年4月25日にボローニャで生誕した。
  • 1895年に屋外実験でアンテナを高くし接地することで丘越えの伝送に成功した。
  • 1896年7月27日にロンドンでの公開実験を実施したとされる。
  • 1897年5月13日にラバーノック岬からフラットホルム島まで海を越えての無線通信に成功したと発表した。
  • 1897年にマルコーニ無線電信会社(The Wireless Telegraph & Signal Company)を設立した。
  • 1900年5月15日にマルコーニ国際海洋通信会社(MIMCC)が海上電報サービスを開始した。
  • 1901年12月12日にポルドゥーからの信号をニューファンドランドのセントジョンズで受信したと発表した。
  • 1902年2月に船上でポルドゥー信号の受信実験を行い、夜間の方が遠距離受信しやすいことを示した。
  • 1904年に夜間に船舶向けニュース送信の有料サービスを開始した。
  • 1907年10月17日にアイルランドのクリフデンとカナダのグレスベイを結ぶ大西洋横断無線電信サービスが確立した。
  • 1909年にノーベル物理学賞を受賞した。
  • 1933年に世界初のUHF実用回線を完成と報告した。

学びを支えた教育環境と初期実験

マルコーニは若年期に複数の家庭教師から数学や物理、化学を学んだ。

リヴォルノの物理教師ヴィンツェンツォ・ローザがマルコーニに対して重要な教育的影響を与えた。

アウグスト・リーギ教授はボローニャ大学の講義や研究室、図書館をマルコーニに利用させた。

初期の無線実験でマルコーニは火花送信機、接地した垂直アンテナ、改良コヒーラ検波器、電鍵、電信自動記録器などを組み合わせたシステムを使った。

1895年夏にアンテナを高くし接地することで丘を越えた約1.5〜2キロメートルの伝送に成功した。

公開実験から海・大西洋横断へ

1896年7月27日にロンドンで初の公開実験を行ったとされる。

1897年5月13日に海を越えた世界初の無線通信に成功したと発表した(ラバーノック岬からフラットホルム島まで約6キロ)。

1901年12月12日にポルドゥーから発信した信号がニューファンドランドのセントジョンズで受信されたと発表した。

マルコーニは大西洋横断のために高出力の無線局を両岸に建設し始めた。

1902年2月に船上でポルドゥー信号の受信実験を行い、夜間の方が遠距離受信しやすいことを示した。

1904年に夜間に船舶向けニュース送信の有料サービスを開始した。

1907年10月17日にアイルランドのクリフデンとカナダのグレスベイを結ぶ大西洋横断無線電信サービスが確立した。

会社設立とビジネスの展開

1897年にマルコーニ無線電信会社(The Wireless Telegraph & Signal Company)を設立した。

1900年に海上公衆通信の商用化を目的としてマルコーニ国際海洋通信会社(MIMCC)を分社させた。

MIMCCは1900年5月15日から電報サービスの営業を開始した。

アメリカのアメリカン・マルコーニ社は後にGEやAT&T、ウェスティングハウスに買収されRCAとなった。

マルコーニは実業家として戦間期の国際政治に影響を及ぼすほどの成功を収めた。

短波・UHF・真空管:技術の広がり

無線電話やラジオ放送のための三極管による連続波発振研究に本格的に着手したのは1913年である。

1914年3月に真空管式無線電話装置を仮設して受信試験を行い、最長45マイルの通信を記録した。

1924年に英国郵政庁から短波公衆回線の建設を請け負い、短波とビームアンテナで短波黄金時代を切り拓いたとされる。

1933年に世界初のUHF実用回線を完成させた。

1933年にUHF波が曲がることを発見した。

マルコーニの物語で学ぶ英語表現

ここからは、上で見た事実をそのまま英語の例文にして、表現として覚える練習をしてみます。

  • Guglielmo Marconi was born in Bologna on April 25, 1874.

    「was born in ... on ...」で誕生地と誕生日をまとめて言う形です。

  • He was an Italian inventor and entrepreneur known for the development of wireless telegraphy.

    「known for ...」で「〜で知られている」と説明できます。

  • In 1897 he founded the Wireless Telegraph & Signal Company.

    「founded the ... company」で会社設立の事実を一文で表せます。

  • On May 13, 1897, he announced that he had sent the first wireless signal across the sea.

    「announced that ...」は公式な発表を述べるときによく使われる形です。

  • In 1909 he received the Nobel Prize in Physics together with Ferdinand Braun.

    受賞歴を述べるときの「received the Nobel Prize in ...」という言い回しに注目してみてください。

【練習問題】英語文を訳してみる

次は、マルコーニの事実に基づいて作った英文を、日本語に訳してみる練習です。

この英文は学習用の例文であり、マルコーニ自身の実際の発言ではありません。

この英文を日本語に訳してみてください。

例:1897年に彼はマルコーニ無線電信会社(The Wireless Telegraph & Signal Company)を設立した。

ポイントは、「In 1897」を文頭に置いて年を示し、「established the ... Company」で「〜社を設立した」と簡潔に表しているところです。

さいごに:自分の言葉でマルコーニを書いてみよう

マルコーニの年表と事実をもとに、日本語や英語で短い紹介文を書くと理解が深まりやすくなります。

例えば、ここで挙げた出来事だけを使って、12文ほどのマルコーニ紹介パラグラフを自分の言葉で書いてみることを課題としてやってみてください。

年と出来事を一つずつ対応させながら書くと、年表の情報整理と語学表現の両方の練習になります。

グリエルモ・マルコーニで外国語を学ぶ

テーマ別に読む