韓国の歴史人物と古典
韓国の王・学者・将軍・独立運動家、そして古典の物語。
- 『春香伝』とは:韓国でいちばん有名な恋物語のあらすじとパンソリ
『春香伝』は、元妓生の娘・春香と府使の息子・李夢龍の恋を描いた韓国で最も有名な恋物語です。あらすじ、登場人物、もとになったパンソリを紹介します。
- 『東医宝鑑』を書いたのは誰?朝鮮王朝の御医・許浚の生涯
『東医宝鑑』は朝鮮王朝の御医・許浚(1539–1615)が編んだ全25巻の医書。1610年に完成し、2009年にユネスコ記憶遺産に登録された。
- 1000ウォン札の肖像は誰?「退く」ことを選び続けた儒学者・李滉(退渓)
韓国の1000ウォン札の肖像は李滉(イ・ファン、1501–1570)。号は退渓。朝鮮の朱子学者で、陶山書院のもとになった塾を開きました。
- 5000ウォン札の肖像は誰?李珥(栗谷)という朝鮮の実践的な儒学者
韓国の5000ウォン札の肖像は李珥(イ・イ、1536–1584)。号は栗谷。朝鮮王朝の朱子学者で、改革を説いた官僚でもありました。
- フンブとノルブ、ツバメとひょうたん:『興夫伝』の筋書きと、笑いの裏にある社会風刺
『興夫伝』は心優しい弟フンブと強欲な兄ノルブ、ツバメが運ぶひょうたんの種の物語。勧善懲悪の昔話の裏にある朝鮮後期の風刺と、版本の謎を解説。
- 安重根はなぜ「独立」と「東洋平和」をめざしたのか?
安重根の生涯を、独立運動家としての行動・獄中での著作・信仰と後世の評価という3つの軸から整理し、その物語を外国語学習にどう生かせるかをまとめます。
- 海に身を投げた孝行娘シムチョン:『沈清伝』のあらすじ、成り立ち、パンソリ『沈清歌』
『沈清伝』は盲目の父の目を開かせるため海に身を投げた娘の物語。作者不詳の朝鮮後期の古典で、パンソリ『沈清歌』とともに伝わる。版本の違いも解説。
- 韓国5万ウォン札の女性は誰?草虫図の画家・申師任堂
韓国の5万ウォン札に描かれた申師任堂(1504–1551年)は、朝鮮王朝の画家・書家・詩人で、儒学者・李珥の母です。なぜ最高額紙幣の顔になったのか、その評価をめぐる議論も紹介します。
- 亀州の戦いで高麗はどう勝ったのか?71歳の総司令官・姜邯賛
1019年、文官出身で71歳の姜邯賛は、遼(契丹)の軍を消耗させたうえで亀州で破った。戦いの流れと伝説を分けて紹介する。
- 許蘭雪軒:8歳で詩才をうたわれ、26歳で世を去った朝鮮の女性詩人
許蘭雪軒(1563–1589年)は、8歳で神童とたたえられ、孤独や喪失をうたった朝鮮王朝の女性詩人です。生涯と家族、今に残る211首の詩を紹介します。
- 金九とはどんな人物?大韓民国臨時政府を率い、南北分断に反対した白凡の生涯
金九(1876–1949)は号を白凡といい、上海の大韓民国臨時政府を率いた独立運動家。解放後は南北分断に反対し、1949年に暗殺されました。
- 金弘道(檀園):相撲や寺子屋、朝鮮の暮らしを描いた画家
金弘道(1745–1806年ごろ)、号は檀園。シルム(朝鮮相撲)や書堂など、庶民の日常をいきいきと描いた朝鮮王朝の画家です。生涯と代表作の風俗画帖を紹介します。
- 金正浩と大東輿地図:朝鮮王朝の折りたたみ大地図をつくった地図製作者
金正浩(1804–1866年?)は、22冊の折本で朝鮮全土を描いた縮尺16万2千分の1の『大東輿地図』の作者です。生涯、地図のしくみ、疑わしい投獄伝説を紹介します。
- 金庾信と三国統一:新羅の名将、愛馬の逸話、黄山伐の戦い
金庾信(595–673年)は新羅による三国統一を導いた将軍で、黄山伐で百済の階伯を破り、数多くの伝説に彩られています。その生涯を紹介します。
- 孤雲・崔致遠:唐の科挙に受かった新羅の少年と、故郷で閉ざされた扉
崔致遠(857年–?)は12歳で唐に渡って科挙に合格し、帰国して改革を訴えましたが、骨品制の壁にはばまれ、海印寺に隠れ住みました。その生涯を紹介します。
- 広開土王(好太王)とはどんな王?高句麗を東アジアの大国にした王と碑文の謎
広開土王(374–412)は高句麗の第19代王。南北への遠征で国を大きく広げ、息子の長寿王が建てた巨大な石碑にその事績が刻まれています。
- 高麗を建国したのは誰?王建(太祖)と「コリア」の名の由来
王建(877–943)は918年に高麗を建て、936年に朝鮮半島を再統一した太祖。高麗は英語のKoreaの語源でもある。
- 薩水の戦いとは何だったのか?高句麗の将軍・乙支文徳
612年、高句麗の乙支文徳は隋の遠征軍を内陸深くに引き込み、薩水で撃ち破った。記録に残る事実と後世の伝説を分けて紹介する。
- 蒋英実(チャン・ヨンシル)とは何をした人?奴婢から王の技術者になった朝鮮の発明家
蒋英実は官奴の身分から世宗大王の技術者となり、自動で時を告げる水時計・渾天儀・日時計などを作った15世紀朝鮮の発明家です。
- 新羅の善徳女王:朝鮮半島初の女王、瞻星台、そして女王を否定した反乱
善徳女王(在位632–647年)は新羅初の女王です。瞻星台や皇龍寺九層塔を築き、戦争と「女の王はだめだ」という反乱に向き合いました。その生涯を紹介します。
- 世宗大王はなぜハングルを作った?庶民のために文字を発明した王
1443年、朝鮮の世宗大王は誰もが読み書きできるようにとハングルを作りました。その理由と文字のしくみ、学習者に人気の理由を紹介します。
- 丁若鏞(茶山)とはどんな人?流配の18年間で大著を書いた朝鮮王朝の学者
丁若鏞(1762–1836)は号を茶山といい、水原華城の設計に関わった朝鮮後期の学者です。18年の流配生活の中で、地方官の心得を説いた『牧民心書』などを著しました。
- 朝鮮の義賊ホン・ギルドン:『洪吉童伝』の作者論争と、名前が今も使われる理由
『洪吉童伝』は庶子の青年が義賊となり、やがて海の向こうで王になる朝鮮時代の小説。作者は許筠とされてきたが異論も多い。あらすじと影響を整理。
- 鄭夢周と「丹心歌」:高麗最後の大学者と善竹橋の悲劇
鄭夢周(1337–1392年)は高麗末期の学者・外交官・政治家で、新しい朝鮮王朝に加わることを拒み、詩には詩で答え、善竹橋で暗殺されました。その生涯を紹介します。
- 白東脩(ペク・ドンス)とは?朝鮮の名武人と武芸書『武芸図譜通志』
白東脩(1743–1816年)は、身分のために長く官職に就けなかった朝鮮王朝の武人で、朝鮮を代表する図入りの武芸書『武芸図譜通志』の編纂者の一人です。
- 柳寛順(ユ・グァンスン)とはどんな人?三・一独立運動に参加した十代の女学生
柳寛順(1902–1920)は梨花学堂の女学生で、1919年の三・一独立運動に参加し、故郷のアウネ市場での集会を主導した後、獄中で亡くなりました。
- 李舜臣はなぜ13隻で勝てた?鳴梁海戦と朝鮮水軍の名将
李舜臣は海戦で一度も負けなかったとされ、1597年の鳴梁海戦ではわずか13隻で300隻以上の艦隊を退けました。その勝因と生涯を解説します。
- 尹東柱とはどんな詩人?京都で学び福岡で亡くなった『空と風と星と詩』の作者
尹東柱(1917–1945)は日本統治期の朝鮮の詩人。立教大学・同志社大学で学び、27歳で福岡刑務所で亡くなりました。詩集は死後に出版されました。